月まで三キロ

26件の記録
- 九日@kokonoka2025年5月21日読み終わった『アンモナイトの探し方』『エイリアンの食堂』『山を刻む』がすきだった。 エウロパやタイタンやエンケラドスの生命体も、体に水素原子をたくさん持っているはず。その水素もわたしたちとのと同じ一三八億年前にできたものなんだから、まあ、わたしたちの兄妹みたいなもの。
- 朔日@notitle_252025年4月15日読み終わった友達から貸してもらった、表題作含む短編集。 大人になっても友達と本の貸し借りをできるのはうれしかった。 きっとなんてことない日常と、日常に寄り添う科学のお話。 私も。月まで三キロの場所に行きたくなった。
- なつみ@t_7232025年4月14日読み終わった曖昧さがない科学だからこそ救われることがあるなぁ。と思える本。 7編の物語に散りばめられた科学の知識が楽しい。 天体、気象、地層、火山、素粒子。 「片思い世界」観た後だったので、スーパーカミオカンデが出てきて興奮しちゃった。笑
- ユメ@yumeticmode2025年3月17日読み終わった感想「星六花」「エイリアンの食堂」「山を刻む」が特に好き。「星六花」で、気象台に勤務する奥平が「雪の結晶は、雲の中で、完全に物理プロセスのみによって生まれます。何の意図も意味もなく、ただの偶然によって、あの完璧な立体や幾何学模様が形成されている。性とも欲望とも遺伝子とも、関係ありません。なのに雪結晶は、誰が見たって、掛け値なしに、ただ美しい」と言うのに胸を突かれた。他者から美醜で判断されることのある生き物にとって、誰のためでもない美しさが存在し、それに感情を揺さぶられることは救いになりうる。「エイリアンの食堂」で、研究者のプレアさんが母を亡くした鈴花に「あなたもわたしも、一三八億年前の水素でできている。だから、わたしたちはみんな、宇宙人」と語りかけるくだりもそうだが、どの話も科学を用いて現実を人の心に寄り添うように解釈しているのがとても温かく、よかった。
- ふがし@hugashi622025年3月15日読み終わった「わかるための鍵は常に、わからないことの中にある。その鍵を見つけるためには、まず、何がわからないかを知らなければならない。つまり、わかるとわからないを、きちんとわけるんだ」 p.143 この言葉すごく好き
- りな@ainnaquartz2025年3月15日読み終わった「アンモナイトの探し方」と「山を刻む」、「新参者の富士」の話が好きでした。 「山を刻む」の読了後の余韻が心地いい。 「新参者の富士」は他の話より短いけれど、印象強い!