やし酒飲み

81件の記録
- さつまいも@satumaimo2025年8月15日読み始めた読み終わったとある漫画に載っていたのをきっかけに、本屋で手に取ってみた。 主人公が旅の途中で出会う不思議な生物(?)の描写はじっくり読んでもなかなかイメージできなくて、でもアフリカでは馴染みのある存在なのかな〜と気になった。 一方で、わからない割にはなんとか読み終えられたのは、もちろん訳者の力もあると思うけど、解説で触れられていたように、日本の神話と通じるところがあるからなのかな。
- ieica@ieica2025年8月3日読み終わった先入観無しに読んだら本当に「なんじゃこれ?」で、解説を読んだら「あ、そういう事!」「そういう視点からも読めるのか」と、またもう一度本文に戻って読みたくなる。 チュツオーラ自身による略歴を読んだら、ますます『やし酒飲み』が実話のような気になってしまう。
- ieica@ieica2025年7月29日読んでるどうもアフリカでは子供の飲酒文化は特別な事ではないっぽい? 生水より安全なのは確かだし。 というわけで、これはちょっと前に起きた実話なんじゃないか?と思いながら読んでいる。
- ieica@ieica2025年7月26日読み始めた1ページ目から「何じゃこりゃ」なんだけど、『酒を主食とする人々』を読んでたからか「やし酒しか飲まない子供、まあ、あり得るかもね」とすんなり受け入れてしまう。
- ゆげの@hoochaa2025年7月15日読み終わったもらったはじめてのアフリカ文学 おもしろかった 文体もはちゃめちゃだしお話もはちゃめちゃなので、読み始めは “翻・弄” といった状態で物語と面を合わせていたのだけど、この独特な雰囲気が馴染んでくると、聖書とか古事記の類いと同じような面白さだと気付き、その後は楽しく読むことができた。 翻弄の例→「あるお爺さんの家に入ろうとしたらお爺さんは神様だったので人間は入れなかったのだが、私もそういえば神様だったので入ることができた」みたいな説明がいきなり出てきて、え えー となったりした。 また、「赤ん坊を頭からおろしたいと思ったのだが、そうは問屋がおろさない。」とか「私たちが火から人間の姿に戻ったらたちまち殺されることは火を見るより明らかだった。」みたいな記載もあり、やかましくて良かった。 アフリカのヨルバ語の文体を取り入れた新しい“英語”を、その文体のユニークさを保持したまま日本語に翻訳しようとしている翻訳者の土屋さんもすごいである。 この物語自体が豊かに興味を唆るものだし、さらにはアフリカの人々特有の生活や価値観が反映されたアフリカ文学全体への関心も誘導するものだから、文学部大学生が「やし酒飲み」を卒論のテーマに選んだら院進してしまうだろうなと思ったほどだった。
- ナツメグ@natsumegu01202025年7月12日読み終わった『しかし近くには、乾いた棒切れは見当たらず、そのため、薪になる棒切れを集めに、出かけ、途中で、クリーム色の、女の形をした、まぼろしが、うずくまっているのを見かけた。』 読み手が定めようとする縮尺からことごとく逃れる印象 「ダンス」が山になるところでめっちゃ笑った
- 藤野ふじの@fujiponsai2025年5月14日読み終わったやし酒飲みの主人公が死んだやし酒作りの名人を追いかけて、死神をつかまえたり、妻と出会って、やしの木のトゲが刺さった妻の親指から子供が生まれてたけどその子は燃えて半体になって重たくて仕方なかったけど精霊が助けてくれたら、主人公は自分が神々の父であることをふいに思い出してカヌーになったり火になったりしながら妻と旅を続けていく。おもしろすごい!
- book & wine 方方@houbou_enzan2025年5月10日読み終わった古事記とか似てる雰囲気だと思った。百鬼夜行が好きな人はハマると思う。本屋でお客様に薦めてもらって、長く積ん読してて、本なら売るほどにも出てきたから、もう読むなら今だなとなった。
- 本屋lighthouse@books-lighthouse2025年3月29日買ってほしいコーナーつくったよエイモス・チュツオーラ『やし酒飲み』(岩波文庫)が最高だったので、5兆年ぶりにPOPを作成しました。POPの下手くそさは5兆年前から変わっていませんが、この小説のおもしろさは確かです。 https://books-lighthouse.stores.jp/items/67e5228f0b53bc21080af99d ↑のページ内に関連おすすめ本も載せてます٩( ᐛ )و
- 本屋lighthouse@books-lighthouse2025年3月16日買った猛烈に読む先日読んだ『アフリカを学ぶ人のために』で言及されていて気になり、発注するも重版中で少々時間がかかる......となっているところにアルバイト先のときわ志津の棚に刺さっているのを発見、重版後に価格が上がるが目の前にあるのは古いもの、志津店の不良在庫を回収でき、さらに社割もきく、完全に状況が整っている、というのがこの前の火曜日。今日明日で溜まりに溜まっている仕事を片付けるために猛烈に作業をする。そして同時にこいつを猛烈に読む。今週の壊滅的な売上のことは知らん。この天気じゃ今日もダメだ。異常空間Zでは猛烈にやるしかねえ。キワキワに集中力を高める必要がある。現代冷凍都市を彷徨う俺は今日もTHIS IS 向井秀徳。やし酒をもってこい。それではオープンします。
- 本屋lighthouse@books-lighthouse2025年3月16日読んでる猛烈に読むとにかく奇天烈なことが起き続けていて最高なのだが、ひたすら奇天烈なことを起こし起こされ続けているはずの主人公が旅もだいぶ過ぎたあたりで「森林の旅をして以来今までに、手が生え、口を利く木などというものを見たこともなかったので、すっかり怖気づき、またぞろ逃げはじめた」などと語るものだから、予測通りにちんちろりんな売上のこともどうでもよくなった。ちょっと多めに仕入れてみようかしら。これは猛烈に読んでほしい1冊な気がする。
- 本屋lighthouse@books-lighthouse2025年3月16日読み終わった猛烈に読む結局いっきに読んでしまった。重版が待ち遠しい。本文は勢いで読み進め、訳者解説と多和田葉子の解説はじっくり丁寧に読む、という道筋を辿るといいように思える。よくわからないものをただただ面白がり、そのあとにそのよくわからなさの中にある意味や意義を知る。『アフリカを学ぶ人のために』も読んでおくとなおさらよい。アフリカ各国が脱植民地化をしていく過程で持たされてしまった複雑な事情のことを知っていると、この物語の奥行きはより広くなるように思う。『アフリカ哲学全史』(ちくま新書)も続けて読みたくなった。