曖昧な弱者の時代
102件の記録
t-e-t@mitsu_06302026年9月27日読み終わった「曖昧な弱者」という切り口がとてもわかりやすく、ここ最近の政治の動きについても丁寧に分析していて、今の社会への理解度を深めることができた。誰もが弱者に見えてしまう(そう振る舞うことができる)社会の中で、どう生きていくか。弱さに対して自分の中でどう克つ策を見出していくか。
m@kyri2026年9月20日読み終わった@ 自宅おもしろかった 左の人も右の人も読めばいいのにと思ったけど今や左右のみならず上下でも人は分かれているんだな〜とこの本を読んでわかる 個人的には(決して支持はしないけど)参政党のマニフェストの仕組みを解説してもらえたのはありがたかった なにが彼らを支持させるのか?と思っていたので 日頃からなぜなんだろうと思ってたことのわかりやすい解説をもらったようなかんじ






何かの化石@kaseki_san2026年9月12日読み終わった著者の立場ははっきり明言されていないが、書き振りからリベラルという立ち位置なのだろう。全てに同意はできないが(特に「曖昧な弱者」って著者が言う範囲だけじゃない気がする。これはあくまで個人の体感で、うまく言語化できないが)、出口のない困難さがあるのはよくわかるし、経済的な方策で改善できる余地が見出せるのも理解できる。簡単に答えが出るものでは決してないからこそ、ひたすら考え続けていく必要があるという、これまた曖昧模糊な着地点になってしまうのだろう。 それはそれとて、第二章はちょっと唸ってしまった。著者の推察が正しいとするならば、安倍氏は死ななくてよかったし、山上被告も罪を犯さなくてよかったんじゃなかろうか。事が起こってから考えても後の祭りではあるのだが、彼はもっとマシな別の形で打破する方法があったのではないかと、勿体無さが虚しく感じる。当たり前だが、人は殺されない方がいいし、罪を犯さぬ方がいいのである。


- BLACk(へい)@Mellow29792026年9月9日読み終わった各章の分析、分析方法等は素晴らしくそうだよなと思う一方で、最終章の結論として、ではどうすればいいのかに関してはあまり具体的でなく抽象論に落ち着いてしまったのが少し心残りである。弱い者いじめしてる人間が勧善懲悪ものカルチャーを好むことに関しての論考もしてほしいと思う。
プールに降る雨@amewayamanai2026年9月5日読み終わった映画『急に具合が悪くなる』の感想で、ホワイトボードに描かれた「周縁に追いやられた人びと」から、共和党支持者にインタビューしたルポ『壁の向こうの住人たち アメリカの右派を覆う怒りと嘆き』を想起したということを書いたら、日本での類似する状況を論じた本書をすすめられた。 上下・左右・新旧の格差という社会的な背景から昨今の状況が説明されていて、以前からどうしてそうなるのか謎だったネトウヨとかミソジニストとか現政権支持者も一定の理路があってそこに行き着いているのだなということは納得できた。データに基づかない論考はいきおい「ではないか」とか「だろう」という憶測の文末が多用され、共感できる部分もあれば、そっすかねと感じる部分もあったが、全編を通して図式的に論じられるので頭の中がばちばちっと整理されてすっきり感は得られた。すすめてくれてありがとう。 以下、まとめ。 貧困層や高齢者、文化的マイノリティといった、リベラル左派が認定する「明白な弱者」に対して、困窮を感じながらも支援を受けられず憤懣と報われなさをつのらせた者を「曖昧な弱者」と位置付ける。 第1章ではひろゆきが「曖昧な弱者」に支持される背景を、第2章では山上徹也のTwitterアカウントの分析を通じて彼が犯行に至った動機を、第3章ではTikTokの関連動画の分析を通じて「石丸伸二現象」の背景をそれぞれ考察する。 第4章。2024年10月の総選挙前後のTwitter分析を通して、世代間格差の問題を焦点に、「ネオリベラリズムを支持する弱者」という矛盾した層を描き出す。 “そこには従来の見方からすると、二つの意味での顚倒があると言えるだろう。 第一に従来は、高齢者こそが弱者であり、現役世代や若者世代は強者に当たるものと考えられていた。しかし彼らからすれば、「既得権益」の上にあぐらをかいている「既成権力」としての高齢者は、むしろ強者であり、それを支えるために税制や社会保障制度を通じて搾取されている自分たちこそが、実際には弱者だということになる。 第二に従来は、競争政策を支持するのは強者であり、弱者は保護政策を支持するはずだと考えられていた。しかし彼らからすれば、「オールド連合」による保護政策は彼らを保護してくれるものではなく、逆に搾取するものであり、だとすれば誰も保護されることのない自己責任の競争社会のほうが、むしろ安楽だということになる。 こうしたことから彼らは、自らを弱者として認識するとともに、しかしそうした認識にもかかわらず、保護政策を拒否し、競争政策を支持することになる。そこに現れてくるのは、従来的な「弱者のためのリベラリズム」でもなければ「強者のためのネオリベラリズム」でもなく、 「弱者のためのネオリベラリズム」だと言えるだろう。 それはいわば、ジリ貧になっていく社会を彼らが生き延びていくための世界観だ。イノベーションが進まず、生産性が上がらず、それゆえに賃金もなかなか上向かず、一方で税と社会保険料の負担がじわじわと増していくなかを生き延びていくためには、何よりもまず減税が望ましい。また、社会保障も自分たちを保護してくれるものではないのだから、給付全体の削減が望ましく、投資や副業で少しでも収入を増やしていくしかないのだから、金融所得課税の強化などもってのほか、ということになる。彼らが置かれているこうした苦境の中から生まれてき たのが、「弱者のためのネオリベラリズム」だと言えるだろう。” p.100 第5章。積極財政と減税を訴える財務省解体デモに集った人びとを、「失われた30年」に閉じ込められながらも「弱者のためのネオリベラリズム」にも乗れず、労働運動からも市民運動からも取り残された「大きな政府」ポピュリズムを志向する存在であると考察する。 第6章。左派とも右派とも一概にいえない政策を掲げる参政党が、所得分布の中央値に占めるロウアーミドル層(「真ん中」の人びと)の不満を掬いあげ票を集めた現象から、リベラル派が見過ごしてきた問題点を指摘する。 第7章。「曖昧な弱者」が生まれ、かれらが「明白な弱者」に対して敵意を抱く背景を政治と経済の両面からより詳しく論じる。左右の文化的対立を上下の経済的対立(「出口の見える分断」)に置き換えることで、「曖昧な弱者」と「明白な弱者」の両者が救済される対策を講じると同時に経済格差の是正をめざす方法、すなわち、「承認の政治」をより強化し、「再分配の政治」を再構築する道を提言する。 “こうして一九九○年代半ば以降、「承認の政治」のそれまでの遅れを一気に取り戻すかのように、女性や外国人などのマイノリティ、すなわち文化的弱者としての「明白な弱者」への支援が盛んに行われるようになる。 しかし一方でこの時期は、やはり「日本型福祉社会」の崩壊に伴い、経済的弱者としての 「曖昧な弱者」が大量発生した時期でもあった。「再分配の政治」のひずみから生み出された人たち、とりわけ不安定就労者だ。 このように日本では、「再分配の政治」のひずみと「承認の政治」の遅れとが重なったこと で、経済的弱者としての「曖昧な弱者」の発生と、文化的弱者としての「明白な弱者」の救済 という二つの現象がほぼ同時期に起きることになった。 その結果、庇護が突然失われた前者の人たちは、庇護を突然与えられた後者の人たちを羨み、 嫉視することになる。「自分たちは守られないのに、なぜ彼女らだけが守られるのか」という具合だ。” p.173
かのち@SweetPea2026年8月27日読み終わったおもしろかった。私自身はリベラルな思想を持っているが保守の考え方も理解はできる。一方で排外主義的な考え方はあまり理解できず「どうしてそんなに差別的なことを声高に主張できるんだろう」と思っていたので、この本を通して彼らの言い分を理解できたように思う。参政党がなぜ人気なのか嫌味ではなく、本当に不可解だったので、理解できてよかった。この本を読んでいるタイミングで自分が非正規雇用になるかもしれない、そしてそれで身を立てねばならぬかもしれない状況に置かれたことも本書の理解を深めることができたポイントかもなと思う。リベラルの正しさを私は信じているが、でもその正しさでは救われない人がいることをリベラルは認知しておいた方がいいと思わせられた。

あずき(小豆書房)@azukishobo2026年8月23日明白な弱者(マイノリティ)と、そこには入らないけれど苦しい"曖昧な弱者"。「自分たちが苦しいのはあの人たちが守られすぎているせいだ」と後者が前者に敵意を抱く。本来、異なるカテゴリの問題であるはずなのに、どちらがより可哀想かを争って足を引っ張り合っているように見える。じゃあどうしたらいいの?を考えたい。著者の答えは最後の結論に書かれているけど、読む人、今を生きる人が各自考えるべき問題だと思う。書いてあること自体は難しくないので、いろんな人に読んでみてほしい。






もくせいそう@mokuseisou_972026年8月22日読み終わった雑誌に掲載された文章を集められていて、気になる章だけ読むこともできる。従来のリベラルや左派はある種のネオリベラリズム、ポピュリストに負けているように見える。社会を立て直し、弱者の再定義、新たな福祉や再配分を行うためにも「曖昧な弱者」について知っておく必要があると思う。冷笑やフェイク情報、反知性主義を超えて、分断しないで向かい合うためにも。
月日@tsu_ki_hi_2026年8月9日買った読み始めた読み終わった@ 本の読める店fuzkue 下北沢お隣のB&Bをぐるっと一周して気になって買った本たちの一冊。よく分からないから、と知ることをしないまま遠巻きに見ている政治や分断のこと。 なんとなく、で投票したりするのそろそろ限界な気がしていて、戦争が現実味を帯びてきている気がしてきて、ここに書かれていることをすべて鵜呑みにしちゃいけないのかもしれないけれど(きっと立場が変われば見える景色は違うから)コロナ禍前後からの日本の流れや空気のようなものを名付けて整理してくれて捉えやすかった。 強者弱者、右派左派の白黒で語れないグレーのグラデーションの部分、弱者にはなりたくないと思いながら守られたいと思う気持ち。知らない言葉もたくさんあって、うとうとしながら読み切った、ここから出発して他の本も読んでみたいなと思った、おすすめ本Readsで出会えるかな。 あと自分が政治的にどこに立っているのか分かっていないのが漠然と不安だったけれど、ここは右寄りだけどここは左寄りかも、という曖昧な態度でいいんだ、そうだよな、と思えたのがよかった、考え続けることが大事だ

みやび通信@miyabi-game2026年6月30日読み終わった西村博之、石丸現象、山上徹也、参政党などから、中間層以下に位置する「曖昧な弱者」を考察する。現代の分断社会を理解する上での入門編的な内容で面白かった。
北国の人間@kitaguni-ningen2026年6月12日気になるメモ 気になっていたが書評を読む限り岩波新書で出すような内容ではなく最初から結論ありきの雑で誤っている記述ばかりらしいので読むのをやめる
🌼@okiotashika22026年6月9日読み終わった良書です。特に最後の7章。 特に4章以降の新旧対立、左右における文化対立、ミドル内での上下対立という分析は自分にとって勉強になった。よく書かれている。 しかし、「文化的弱者」が「経済的弱者」ではないかのような書き方には違和感と危うさを覚える。
たかむら@ryotakamura04272026年6月6日読み終わった現在のSNSでのバッシングなどを「曖昧な弱者」という考え方を通して考察するとともに、最近の政治の動きが「中間層」の考え方とそこへの働き方という観点で捉えられることを、様々な事例や言語分析からアプローチする1冊。高度経済成長期から失われた30年を経た変化との関わりが明確に説明されており、現状と今後を考える上で非常に参考になる1冊です。
- もふもふ毛布@mofu-mofu2026年5月27日買った読み終わった「曖昧な弱者の時代」を読了。「日本型福祉社会」は、企業福祉、開発主義、家族福祉によって成り立ってきたということは、とても納得感があった。それらはもうないのに、あることが前提の社会のしくみのままだから、生きづらいのだと思う。


やえしたみえ@mie_e01251900年1月1日気になるTwitterでみた https://x.com/iwanami_shinsho/status/2064666943614046699?s=46








































































