ほんのささやかなこと
187件の記録
満ちかけ社@michikakesha2026年7月26日読み終わった個人の幸福と共同体の正義が対立するとき、人はどのように振る舞えばいいのか。 その決断をする時までの、主人公の心の動きが、視線やささいな仕草、その人となりや信条をにじませる抑制の効いた台詞で描いている。 この物語は、その決断をする時で、終っている。 その後、彼と彼の家族の歩む道のりのことは描いていないが、歴史をなぞると険しいものになることは想像に難くない。 だか、「愚かしくも楽観するどころか、本気で信じている」という最後の一文が、救いになる。 ほんのささやかなこと。 彼が娘たちを誇りに思うのは、まちの名門校に通っていることではなくて、礼拝堂で膝を折っておじぎをしたり、店主がお釣りをくれた時にお礼を言ったり、ささいなことでもきちんとこなしているのを見た時。 彼の信条を作ったのは、彼と彼の未婚の母の恩人である人の言ったささやかなこと、決して口にも行動にも出そうとしなかった小さなこと、知っていたに違いないこと。 その、ほんのささやかなことが、彼を決断に導く。 妻には、主人公とは異なる現実がある。女性として生きてきた時間が、その視線が物語る。 時々、何も分かっていない子どもを見るように彼を見つめる妻や、食堂の女性店主の視線を通じて、彼もまたひとつの恵まれた、守られた立場から決断をしようとしているのではないかという余白も残す。 絶対的な正義を、描いていない。 個人の幸福と共同体の正義が対立するとき、人は何を迷い、何を拠り所として行くべき道を選ぶのか。 そのことを過不足なく描いた、小さな傑作であると思う。


満ちかけ社@michikakesha2026年7月23日読んでる冒頭を読み、これは歴史的背景を知っておいた方がいいなと思い、アイルランドの歴史を少し調べた。 麦の穂をゆらす風。 キリアン・マーフィーの瞳を思い出す。 第二章の途中、クリスマスの準備をする幸せな家族。 家族といっしょに過ごしている時。 他愛のない日常の場面なのだけれど、わたしはこんなに幸せでいいのだろうか、と思う瞬間と重ねる。


満ちかけ社@michikakesha2026年7月21日読み始めた借りてきたキリアン・マーフィー主演映画の原作ということで、気になり、図書館で借りました。 実は3回くらい延長している。 そろそろ読んで、図書館に戻してあげたい。



- yuuuxx@75436-yu2026年7月4日読み終わったそこにある現実に勇気を奮って立ち向かうこともせず、長いこと、何十年も、下手したら一生すごしたうえで、それでもキリスト教徒を名乗り、鏡のなかの自分と向き合うことなんておれにできるか?

伊藤裕満@Blow_the_Night2026年6月29日読み終わったアイルランドの女子修道院内の問題と、自分を含む家族の幸せ。正義と生活の対立。そして何よりも、繰り返す毎日による閉塞感。 とても考えさせられる。
talia@talia0v02026年6月21日読み終わった借りてきた映画を見てすごく好きだったので、原作も読みたくなって読みました。良かったです。 映画だと役者の表情や演出からしか読み取れきれなかった主人公の心理描写が小説では独白の形で丁寧に書かれてて、各シーンで何を考えてたのかよくわかる。寒い早朝にベッドが恋しくて「生きてるだけでしんどい」とか思っちゃったり、ドアの閂が霜でかたまってたら芸人ばりの突っ込みを入れてたりするのが“普通の人”という感じで親近感が湧きました。だからこそ終盤の彼の行動や、「たがいに助け合わずに生きてどうする?」という言葉が強く響いてくる。 逆に映画は演出も相まって回想シーンがすごくわかりやすくなってた。あとキリアン・マーフィーのファーロングさんがやっぱり最高に良い。 小説を映像作品にするならこれぐらいのボリュームがちょうど良いんだなとも思いました。小説の良さと、映画の良さがそれぞれ引き立ってどっちもお勧めできる作品だと思います。

もぐもぐ羊@sleep_sheep2026年5月4日映画を観た先に原作を読んでおいてよかった。 予備知識がないと修道院で彼女たちがやらされている仕事やそもそも何故そこにいるのかがわからない。 石炭庫とそこに閉じ込められていた少女のシーンは原作を読んでイメージした通りで、あまりにも同じでその過酷さを再認識した。









emu@emu___0h1s2026年5月2日読み終わった映画を先に観ていたから情景も人物関係も読み取りやすかった。見ているのに見ないふりをする事、そこにあるのになかったことにする事。どちらにも加担したくないと思っていても、行動にするのは難しい。
ヒナタ@hinata6251412026年4月30日読み終わったちょっと前に映画館で見た『決断するとき』の原作のアイルランド文学だ。著者グレア・キーガンの著作は『あずかりっ子』に続いて読むのは二作目。 未婚で身ごもった女性や当時のいわゆる「ふしだら」な若い女性が強制的に収容されていた教会(アイルランドに実在したマグダレン洗濯所がモデル)で、彼女たちが非人間的な扱いを受けていることを知った主人公が何を決断するのかを丁寧に描いた物語だ。 あくまで個人の心の内の決断や行動を起こすことについての話なのだけど、それはあまりに普遍的で、国や時代を選ばず読んだ人が胸に手を置きたくなるような話だと思う。 〈町を歩けば知った人にも知らない人にも行き会ったが、ファーロングはいつのまにかこう自問していた。たがいに助けあわずに生きてどうする? そこにある現実に勇気を奮って立ち向かうこともせず、長いこと、何十年も、下手したら一生すごしたうえで、それでもキリスト教徒を名乗り、鏡の中の自分と向きあうことなんておれにできるか?〉 モノローグをあえて入れなかった映画の脚本は映像の力、役者の力を信じていてそれも素晴らしいと思ったけど、やはり原作のモノローグには泣かされるものがあった。


かわら@roof_kawara2026年4月15日読み終わった自分の穏やかな生活を賭してまで主人公に他者を助ける勇気を奮わせたものが、大義や使命というよりは、自分を作り上げた他者のささやかな思いやりであったことに胸を打たれた。


木村久佳@kuCCakimura2026年4月5日読み終わったクィア・フェミニズム本屋イトマイ「暇う!ブッククラブ」で読破。 キリアン・マーフィー主演「決断するとき」の原作小説。主人公の過去と今を行ったり来たりしながら物語がちょっとずつ動いていく作風はとっても好み。ただ知らない国の文化や背景がそこまで説明されていないので、風景を頭の中に描くのに時間がかかった。主人公の内面をどう演技で表現しているのか、ぜひとも映画も観てみたい。


手元にある物を栞にする女@hrpdz_4122026年3月26日読み終わったキリアン・マーフィー主演「決断するとき」原作 映画よりもビルが離してくれているので何を考えているのかより分かりやすかったし、善いことを言語化してくれているので読んでいて胸が熱くなった。最後本当に好き。 セァラと連れだって歩くうちに、心が軽くなり、気が大きくなって、新たな、生まれたての、なんとも言いがたい喜びが胸にこみあげてきた。自分の最良の部分が輝き出して、うかびあがってかにた、そんなことはあり得るだろうか?- 匣子@reads_No852026年3月24日読み終わったもうまもなく公開される映画『決断するとき』の原作とのこと。現在7世紀の古代アイルランドが舞台の“フィデルマ”シリーズも並行して読んでいるため気になったしだいです。読んでよかった。映画も観に行きたいですね。


のんたん@ebicom2026年3月21日読み終わったかつて読んだ映画「決断するとき」が気になっていて予備知識として原作のこちらを。 アイルランドのこともマグダレン洗濯所のこともあまり知らなかったから映画の前に読めて良かった。
tsukasakitajima@tk-19652026年3月3日かつて読んだ書き込みを見て、ようやく日本でも上映されることを知る。それも3月20日公開という『プロジェクト・ヘイル・メアリー』と同じ日。さすがこの対称的?な2作品を同じ日に観るのは感情の振れ幅が大き過ぎて疲弊しそう。それはまだよいとして邦題の『決断するとき』はないでしょう。『ほんのささやかなこと』、または原題ままの『Small Things Like These』でよかったのでは。権利問題が絡むのだろうか(結局は観るのですが…)。
らこ@rakosuki2026年2月25日読み終わった海外文学鴻巣友季子さんの翻訳作品として出版時から注目していたが、しばらく積んだままだった本。来月にキリアン・マーフィー主演の映画が公開されるため、その前に読んでおくことに。 早くも今年のマイベスト本に入りそうなほど、良い作品だった。物語自体は短いのだが、しみじみとした感慨がある。酷寒のアイルランドにおける庶民の厳しい暮らしや、主人公ファーロングの実直な人柄と心情の機微が丁寧に描かれている。訳文も美しく、一文一文味わいながら読んだ。 アイルランドについての知識が乏しい私は、この作品の背景であるマグダレン洗濯所のことを恥ずかしながら初めて知った。カトリックの国であるアイルランドでは、未婚の母が堕落しているとされ、長期間にわたって虐待搾取されていたという。戦前の話かと思いきや、最後の収容施設が閉鎖されたのが1996年と知り、衝撃を受けた。







r@teihakutou2026年2月25日読み終わった@ 本の読める店fuzkue 下北沢あらすじを読んで覚悟していたよりかは読みやすく、案外するする読めてしまった。でも、この極限まで削ぎ落とした静かな文章のおかげで、想像する余地はいくらでも与えられていて、すぐに読み終わってしまうのに、いつまでも心に残る。








しゅえり@xueliiii2026年2月19日読み終わった題材になっている施設のことは恥ずかしながら知らなかった。先日見に行った演劇の原作(村上春樹)が出たのと、この本の時代設定が同じ1985年だと思うと全然遠くない過去である。ほんのささやかな善をなすのがいかに難しいかを思う。この本から勇気をもらい、いつか自分も踏み出せる時が来るといいと思った。


ロロ@wolfboyrecords2026年2月18日読み終わった見て見ぬ振りをするべきか、果たして見なかったことになんて出来るのか。 自分だったらどうだろう。きっと家族は見なかったことにしろって言うんだろうな。あなたひとりが動いたからってなにになるのって。 でも、あの時助けられなかった、声を上げなかったから辞めてしまった会社の後輩の顔、今でも思い出すよ。声をあげればよかったし、ちゃんと味方になればよかったと思う。 罪滅ぼしにもならないけど、今はおかしいことはおかしいというし、飄々と、でも長いものに巻かれないように自分なりに抗って生きている。小さなことだけれど、小さなことから。 映画も楽しみです。


mari@mari2026年2月15日読み終わった舞台はアイルランド南東部のニューロスという町。 当時この国は不景気で失業率が高く、プロテスタントとカトリック教会の長い確執を背景にした北アイルランド紛争、IRAによるテロが頻発。政治は腐敗し、根深い男尊女卑の伝統も、という時代背景です。 実在した「マグラデン洗濯所」という腐敗施設をモデルにした話です。慈善団体という名目は表向きで、政府と教会の癒着の温床、その内情は酷い女性虐待と養子斡旋、無償の労働力を搾取する場所。 主人公ファーロングはささやかな幸せを築いている普通の40代の男性です。ある日偶然この洗濯所に囚われている一人の悲惨な女の子を見つけてしまった、その時からの彼の心の葛藤が描かれます。このまま見なかったことにして沈黙するべきか、リスクを承知で行動を起こすか。結果的に彼の行った「ほんのささやかなこと」を通して、安堵感と小さな優しさを感じる物語です。 遠い何処かの国で起きている想像もできない出来事を通して、自らに真摯に向き合うということがどういうことなのか、ほんの小さな勇気を出すことが、人はできるのだろうか、、静かに訴えかけてくる作品でした。

tarot0r4@tarot0r42026年2月14日読み終わった中編なのでサクッと読めました 幸せな家庭を築き、守るべきものがある状態で、リスクを取って人道的に正しいことをできるか、と言われると大変な勇気がいるよなぁと もちろん不幸に対して声をあげて、助け合えることが理想だけれど 主人公と同じ立場になったとき、行動できるだろうか

たくみ@kurikuri222026年1月16日読み終わった静かにそしてそこに確実にある真実。目を逸らしたいけど、最後はちゃんと向き合おうと決意する。そんな主人公に勇気をもらえる気がする。こんなことが実際にあったなんて知らなかった。





eneo@eneo2026年1月16日読み終わった物語は途中で終わる。この先の艱難辛苦を予感させながら、それでも主人公ファーロングは、行動しなければもっと後悔していた、という潔い決断を示す。知らなかったことを教えてもらった一冊。




高枝@eda06062026年1月12日読み終わったなぜこの物語は男性からの目線で書かれたのだろうか。それが知りたくて調べてみたけれど、日本語訳されてるものには出会えなかった。 自分達の正しさの文脈の外で子どもを孕ったひとを、自分達の正しさのものさしで裁き罰を与えていた人は女性であり(もちろん全ての判断をではないはずだが)、その子ども達を遺棄したのも女性であり、その構造のなかに取り込まれてしまうことを恐れ見ぬふりをしていた人の中にも女性がいる。たとえその構造が、男性達の作り上げたシステムのなかで生まれたものであったとしても、そこには女性がいる。日々の生活を懸命にこなし、子どもを育て、自ら金銭を稼ぎ、社会の歯車のひとつになろうとしている、この本のなかに佇む女性達のことを、もっとはっきりと見つめたいとわたしは思った。 そして、日本でらい予防法が廃止されたのも1996年。公然と誰かの権利が奪われていたという事実を忘れたくない、知っていきたいと改めて思う。



ゆらゆら@yuurayurari2025年12月31日読み終わった気になってたこの本もアイルランド文学で、中篇で読みやすく一気読み。舞台は1985年のクリスマス時季。96年まで実在したカトリック教会運営の母子収容施設とマグダレン洗濯所をモデルにした話で、主人公が一歩を踏み出せたのは、今が安定しているからだけど、それは運が良かったというのが、読み手の自分にもなんだか迫ってくるな。





- 寝癖@keso242025年12月29日読み終わった結末に奥行きがあってよかった。その先が夜の果てだとしても。雪の轍に裸足の跡を見たなら、その瞬間からたしかに紡がなければ、まもなく埋もれ踏みにじられ消えてしまうもの。 先日のクリスマスには、袋小路のゴミ箱や切れた街灯の下やシャッターの裏に、隠された人の面影。








翠@noctambulist2025年12月5日読み終わった清廉であろうと思いさだめても、決意と実践のあいだには隔たりがある。保身に走る人々を責めたところで、高潔にはなれない。善きひとになる、その難しさをひしひしと感じる夜に、ささやかながら確かな変化を捉えたこの物語に出会えたことが、ただ嬉しい。






karin@karin_022025年11月9日かつて読んだふと思い出したそーいえば、これ読んでた。 この小説ほどの大事でなくて、日常生活や仕事の他愛もない些細な事でも、おや?という違和感を感じ、なんかコレほじくり返したら面倒臭い目に会うなと分かりつつも心中の心地悪さやそれを見過ごす罪悪感が嫌であえてほじくりかえすのが良心なのである。 が、 自身が属する共同体の損失に繋がったり慣習に反したりする場合の良心とのせめぎ合いの試練って娑婆にはゴロゴロ転がってるわけで、世界中の人々が事の大から小まで含め日々戦ってる量とか想像してみるとなんかスゴイな。 で、良心に目をつぶった政治家や役人、企業の偉い人なんかが時々ニュースになったりしてる.... なんかバカっぽい感想でゴメンなさい🙇♀️ あと、本の表紙絵も素敵。 自分はアイルランドのトラディショナル音楽が好きで同国🇮🇪に興味を抱いて飲む🥃もアイリッシュになってしまってる。




朧月@kinmokusei732025年10月30日読み終わった1985年のアイルランド、クリスマス時季の物語。ビル・ファーロングは敬虔なクリスチャン。母親は若くして未婚で彼を身籠るが、奉公先の資産家の夫人の寛容な計らい(その当時)で、お屋敷で働きながら彼を育てることができた。母の死後も、夫人の好意で、ファーロングは高校まで卒業し、40近くになった今は利発な妻と気立の良い五人の娘に恵まれ、石炭屋を営んでいる。仕事はハードで金銭的にも余裕はないが、慎ましく懸命に暮らしている。実際にアイルランドで起きた「マグダレン洗濯所」事件をベースにしているが、マッチョイズムへの静かな抵抗であることが非常に重要である。物語が終わった後、ファーロングとその家族がどんな道を辿るのか、心配ではある。すでにキリアン・マーフィー主演で映画化が決まってるとか。もっとずんぐりむっくりの男くさい見た目を想像したけど、どうなるか気になるところ。




ryo@mybook122222025年10月30日買った読み終わったさらりと読めてしまうし、まるで子どもたちに読み聞かせているようなクリスマスのお話ではあるのだが、ほんとうにほんとうに大事な、見過ごしてはならない事実が、たしかにそこに刻まれている






もぐもぐ羊@sleep_sheep2025年10月22日読み終わったマグダレン洗濯所についてインターネットであれこれ記事を読んでから本編を読んだので悲惨な描写などを覚悟していたけれど直接的な描写は少なかった(みすぼらしい身なりで床掃除をさせられている女たち) 妻と5人の女と暮らすビル・ファーロングの視点で語られるあるクリスマスシーズンのこと。 ファーロングが修道院に石炭を配達に行った時に石炭庫に閉じ込められていた少女を見つけたことから彼の逡巡がはじまる。 修道院は洗濯所と学院を経営していてファーロングの上の娘2人が在学していることや娘の1人が聖歌隊にいること、もし修道院で起きていることで騒ぎ立てれば娘たちに害が及ぶことは修道長から暗に示されていた。 それでも善くあろうとするファーロングが悩み続けること、自分の今の幸せを投げ打ってでも助けるべきと思うのは未婚の母の出産を咎めずそのまま雇い続け、ファーロングに教育を施してくれたウィルソン夫人の影響が大きかったんだと思う。 物語は途中で終わり、その後ファーロングや家族がどうなったのかは読者の想像に委ねられている。 実際の出来事から着想を得て書かれた小説ではあるが、その事件そのものよりもその周辺に住む修道院とは全く無関係ではない人を主人公にして語らせていたことで、自分がファーロングならどうするか?などのように考えながら読んだ。 映画化するそうで、ファーロングはキリアン・マーフィーが演じるらしい。観たい。









もぐもぐ羊@sleep_sheep2025年10月20日読み始めたまず訳者あとがきを読んだ。 1985年当時のアイルランドについてとざっくりこの小説について把握したのだけど、マグダレン洗濯所で行われていた恐ろしい人権侵害の実話を元にしていることや、この事件についての告発から国が謝罪したのは2013年とわりと最近のことであることに驚いた。 それから第二章まで読んだ。 そんなに頁数は多くなく字が大きいので読むのに時間はかからないと思うけど、重たいストーリーを読むのは明日にする。 またマグダレン洗濯所でどんなことが起きていたのか気になってWikipediaを読んでしまったので…









nogi@mitsu_read2025年9月17日読み終わった@ 文喫 福岡天神最初から最後までファーロングというひとりの人間が、特別に高潔であるというわけではなく、ものすごく大きな革命を起こして何もかもうまくいった、というわけでもなく、ただ、生活のなかで、自分の人生のなかで、誠実であろうとした、そのための選択をした、そんな物語で、とても良かった



Ayako@aya_rb2025年8月2日読み終わったまた読みたいさほど長くない素朴な物語の根底に、熱い血が静かに流れている。 ファーロングのほんのささやかな決断に、彼のまわりにいる人、とりわけ家族はどんな反応を示したんだろう。決して温かいものではなかっただろうと思う。 みな、自分の属するコミュニティとうまくやっていくための善良さを備えている人たちだと思うけれど、善良は必ずしもフェアな心やエンパシーとイコールではないし、残酷さとも平然と共存する。 これまでわたしが社会の中で見てきたものだと思うし、属してきてしまっているものでもある。 序盤で心をつかまれたウィルソン夫人、生きている彼女は出てこないのに、ずっと最後まで物語を支えている感じがした。 アイリーンが言うように、彼女も自分より弱い人々を意識せず搾取している側でもある。ただの高潔な人ではない描かれ方をしていて、だからつまり、高潔でなくともフェアであろうと努力し続けることはできるということ。


エマ子@emma-05082025年5月26日読み終わった小さな傑作、と訳者の方が評しているけどまさに。 1985年のアイルランドを舞台に、クリスマス間近の数日間の出来事を描いた物語。 主人公ビルがささやかなことを愛しく思える人間だからこそ最後こういう決断ができたのだろうし、彼の勇気がどうか報われてほしいと思う。







tsukasakitajima@tk-19652025年4月27日本国では映画化されているらしいですが日本ではまだ上映前? 読んでいて素っ気ない位のシンプルな文体ですが、それぞれの場面がくっきりと頭の中にイメージできました。小説の映像化にはあまり興味ありませんが、この作品の舞台を日本に移して日本人監督による映画は観てみたい気がします。
とんこ@ton_ton_beat2025年4月7日読み終わったやはり海外文学読むにあたってキリスト教は勉強しておきたいなと常々感じるが、でも結局それで育ってないから実際にはわかったことには当然ないのだろうな。同時に、だからこそ目を凝らし感覚を研ぎ澄まそうとも思える。ミンスパイが気になった。スパイスたっぷりケーキ。寒い時期にまた開きたいな



- まるみん@marumin2025年3月7日読み終わったこの物語の続きに思いを巡らせている。保守的で閉鎖的なコミュニティーの中で受け入れられたのか、疎外されたのか。主人公が培ってきたものが彼とその家族を助けてくれるのか。はたまた、そんなものは何の免罪符にもならないのか。

りら@lilas_lilacs2025年3月6日読み終わった珠玉という言葉がふさわしい小説だった。良心、幸福、犠牲、不正、正義。人として何を選択しどう生きるべきかと静かに問いかけてくる。ぶれない自分を持つほど強くないけれど、せめて真摯に向き合う人間でありたい



凪子@nagichan1900年1月1日読み終わったアイルランドにかつて女性や少女を収監して労働搾取していた施設があったという歴史背景を知っていれば、もう少し興味深く読めていたかもしれない。 主人公の最後の選択は英雄的な行動かもしれないけど、これから家族にどんな苦しみが及ぶんだろうと考えると、モヤっとした気持ちもある。 もしも私が主人公の妻だったら、夫の選択をきっと簡単には受け入れられないだろうな。


























































































































