GOAT meets(01)

102件の記録
- くん@kun2025年9月30日買った読み終わった「GOAT」の姉妹誌として7月に誕生した「GOAT meets」。 読者が作家たちと出会い、また作家自身が新たなテーマと出会う場、というコンセプトの文芸誌。 小説、エッセイ、ノンフィクション、詩、短歌、イラスト、写真、現代アートと幅広く取り扱われていて、文芸誌の本としての分厚さよりも中身の濃さに圧倒されて少しずつ読んだ。 国境、言語、性別、障害、戦争、時、世界、病…。 様々な違いや分断を越えて、行きたい場所へ行く、会いたい人に会いに行く、やりたいことを達成する。 表紙裏に書かれた、 「ともに新たな世界と出会いにいきましょう。新たな人を見にいきましょう。」 その自戒の念もこもったメッセージをテーマに創作されたたくさんの作品はどれも新鮮で衝撃的だった。 韓国の作家や作品、韓国と日本の関係性と未来についての作品も多く、韓国作家の作品が気になり始めているタイミングだったので読むことでかなり読みたい作品が増えてしまった。 GOATは読書バリアフリーにも取り組んでいて、紙の本と同時に電子書籍を同時配信し、さらに視覚障害・肢体不自由などの理由で必要としてる方へテキストデータの提供も行なっていたり、日本点字図書館の協力でテキストDAISY版の提供も行なっている。 テキストデータの提供、DAISY版への提供の難しさについては、滝口悠生さんの「テキストデータについて試行と提案」に詳しく書かれていた。印刷に関わっている身としては印刷後の国立国会図書館以外への提供については知らないことばかりだったので勉強になった。 出版社や著者への提言は、制度や仕組みをすぎに変えられない現実問題と、今読みたい必要としている読者に向けて、今すぐに取り組めることとして良いなと思った。 ポッドキャストと連動した対談「そろそろ本屋大賞についてマジメに語ろうか」は誌面で読む前にポッドキャストで聞いていたので楽しみながらしっかり読むことができた。 本屋大賞も創設されて20年を越え、創設当初の目的や、芥川賞・直木賞との関係性は気になっていたところで面白い対談だった。 今後、オーディオブック化も進めていくとのことなので、耳でも目でも楽しめる作りは、これからの読書バリアフリーへの推進へと繋がっていくのかな。その道のりを期待したい。
- ryo@mybook122222025年9月14日買った読んでる重版されて本屋に並んでいたので まだ読み始めたところだけど、韓国特集がすばらしく良い……金原ひとみさんも朝吹真理子さんも、韓国への旅を経て小説に落とし込んでる感がとても強くて、すばらしく素敵な企画だとおもう 文芸誌としてのデザイン性も凝られているのでめくるのがわくわく
- はるのひ@harunohinouta2025年8月28日買った読んでるシンガーソングライターのさらさちゃんのエッセイ「祝福」を読みたくて購入。"会う"をテーマにしたエッセイ"about meets"シリーズの9編のうちの1編。 今年の初めにさらさちゃんの同級生が亡くなってしまったことは、ライブのMCなどでも少し触れられていたから知っていて…そんな同級生との話から始まるエッセイ。「祝福」は私にとって大切な曲のタイトルでもある。 ーー2年前の冬、大好きなボーカリスト(でありバンドマンであり詩人でもある)の訃報から1週間後にさらさちゃんのライブがあって、まだ気持ちの整理も全然つかないまま会場に向かった。 そこで初めて披露された新曲「祝福」に本当に慰められて、もう会えなくなってしまった悲しみを抱えながらも、やっぱり出会えたことが祝福なのだと、曲を聴きながら、祝福というタイトルを反芻しながら、素直に温かい気持ちになれた。 そんな祝福は翌年の夏、偶然にもそのいなくなってしまったボーカリストの誕生日にリリースされて、寂しい日にまた少し温かい気持ちになれて。そんな経緯もあり個人的にすごく大切な曲。 あれから1年と8か月が過ぎて、寂しさは相変わらず消えないまま、同じタイトルのエッセイの最後の一文にまた慰められてる。 他のabout meetsのエッセイも、特に三島有紀子さんと小指さんのそれぞれの"出会い"のエピソードがよかったな。詩や短歌がところどころに挟み込まれている仕掛けやデザインも素敵な文芸誌。まだまだ読みきれないけどゆっくり読みたい。
- yo_yohei@yo_yohei2025年8月15日読んでる@ シンガポールまだ読んでいる途中だが、金原ひとみさんの『海とか蝶とか怖い夢とか』が面白かった。 「自分は特定の国に対する帰属意識はない」「人間って誰でも加害的な側面は持ってるでしょ」と言えちゃう人が自国の圧倒的な加害性、暴力性に直面する話。
- m@lunedeau272025年8月8日読んでる金原ひとみや韓国の作家などの対談記事、面白い。 それぞれ作品をどう生み出すのか、意外とさまざまだった。 自分がチューブになり、さまざまな取り込んだものを出さずにいられない人、自分の体験によるので子育てや海外移住で書く内容が変わる人、自分の体験ではない種が元になっていると感じている人など。"外に出さずにはいられない"みたいな言い方をたまに聞くけど、個人的にこれぞアーティストだよなという印象を持っている。 対談記事では、小説を書くようになった経緯の話も出てきた。 金原ひとみは、小学5年生くらいで小説を読み始めるとともに自分でも書くようになったそう。そういう常ならざる才能みたいな話を聞くの面白い。
- momiji@momiji_book2025年8月2日読み終わった小説では乗代雄介「津山線を撮れ!」風景描写がやはり良いですね。小泉綾子「特別な教育」も皆どこか狂っていて好き。 新たな出会いとしてワクサカソウヘイさんの旅行紀、タンザニア版の四面楚歌に大笑い。闇文芸四天王も自分の好みの幅が広がった。まさに"出会う"一冊でした。
- natsu@natsu2025年7月31日読み終わった@ 自宅朝吹真理子の「きんぎょのひるね」読了。 朝吹さんの作品初めて読んだ。怖いのに、文字を追うのを止められなかった。すごい引力。 「戦争」と共にある人生がどんなふうなのか、こんなに引き寄せて体験したことがなかった。
- natsu@natsu2025年7月30日読んでるB&Bのイベントで金原さんが韓国旅での体験を話していたけど、ほとんど重なる描写がいくつも出てきた。現実の金原さんの体験と小説が混ざりあってできてるのが伝わってきて新鮮。サインももらえて感無量…!!
- 1129_ymoi@1129_ymoi2025年7月29日読んでるチョン・セランさんの来日時のエッセイを読む。 翻訳は吉川凪さん。 最低な思想がブームのように、日本中に毒をばら撒いている中で、こんなに素直な喜びと温かさのあるエッセイが読めることが嬉しい。 こんな気持ちになれる瞬間がこれからも何度も訪れて、永遠に続くことを願っている。 とても素敵な特集をありがとうと思う。
- ima🍊@x_spica_x2025年7月27日買った読んでる特集と気になる作家さんが何人もいたので 楽しみに購入し、 少しずつ気になるところから読んでいるので まだぜんぶは読めていないけれど とても良い!すごく良い! まず表紙が素敵なのは言うまでもなく 裏表紙の写真には胸がギュッてなり 文章も写真もイラストも構成も装丁も紙も とにかく素晴らしくて。 美しいし可愛いしうっとりする。 特集の対談2つと大好きなイ・ランさんのところ 何度も読み返した。 間に挟まれている「すきまの短歌」と 「つながる詩」もとても良い! ページを捲るたびにわくわくするような こんな文芸誌は初めてかもしれない。 控えめに言って私には最高すぎる1冊。
- よあけ@mogumogu2025年7月25日読み始めた予約していたものが届いた! 金原ひとみさんたちの座談会が一番楽しみだけれど、文芸誌は好きなところを拾い読みする私には珍しく、全部読むぞの意気込み。 GOATは本誌(と言うのかな)もそうだけど、テーマや著者の選定だけでなく、紙の質感・色、文字の色にも工夫があって、私にはその点だけでも全部隅々まで読みたい!と感じさせられる。さらにmeetsにはカラー写真やイラストページなどもあり、飽きさせない。
- yo_yohei@yo_yohei1900年1月1日読んでるまだ読んでる@ シンガポール今村空車『聞書・榎家杏楽累代』を読んだ。昔話から突然現実に引き戻される感覚が、子どもの頃に祖母から戦争の話を聞いていたときの頃を思い出した。