「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」 ベトナム帰還兵が語る「ほんとうの戦争」
「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」 ベトナム帰還兵が語る「ほんとうの戦争」
アレン・ネルソン
講談社
2010年3月12日
112件の記録
とめ@m_ake2026年10月12日読み終わった子どもに語るような優しい語り口ながら、その内容は壮絶。タイトルにもなっている「あなたは人を殺しましたか?」という問いが、鋭くて辛い。しかし、その鋭さを見つめたからこそ、アレンさんはあのような生き方を貫けたのだな…。 戦争を賛美する人は、その前線には行っていない人だという指摘、本当にそう。 ジョージ・オーウェルの「カタロニア讃歌」もすこし想起した。前線で敵に銃を撃とうとするけど、相手の兵士、ずり落ちてたズボンをおさえながら走っている。そんな人には、銃を撃てなかったという話。ズボンをおさえながら走る、あまりにも「ひと」過ぎる。



かず@kazu-m2026年10月6日読み終わった借りた本読書会で紹介してもらいそのままお借りしました。平易な文章で読みやすいのですが、内容がすごすぎて1日くらい引きずってました。今年イチ読めてよかった本かもしれないです。







Ayako@aya_rb2026年9月28日映画を観た平日昼間だったけど若い人からご年配の方まで、映画館はほぼ満席だったかもしれない。 始めから強烈なフラッシュバック、過覚醒、セルフネグレクトの描写で、これは覚悟して観ないと、と思って緊張した。 占領地である沖縄の描き方、これが今も続く沖縄の苦難であることを突きつけられた。ベトナムでの戦闘のシーン(というより、あれは虐殺)も本当につらくて、途中で涙が出てしまった。 ある一面から見れば差別や貧困やDVのトラウマの文脈もありつつ、それでも加害者であることを引き受けなければ人生をもう一度始めることはできないのだ、ということを容赦無く描いている気がした。「戦争は被害者を生み加害者も生む」。そして新しく歩み始めてもトラウマの影響がなくなるわけではなく、ふとした拍子に甦って生涯苦しむこともちゃんと描かれていた。 観ている間は、本まで読めるだろうか、と思ったけど、観終わってからは、ちゃんと読まなくては、と思った。映画だから描かれたこと、描かれなかったことがあるはずで、特に家族のことは映画ではマイルドに描かれている面もあるんじゃないかと思う。 戦争トラウマは、本人だけじゃなく家族も苦しめるものだから、描ききれなかったであろう家族の苦しみも、本で描かれているといいなと思う。戦争の苦しみは、前線で戦った人だけのものではないから。だから戦争なんて絶対だめなんだ。 “Did you kill people?” と聞かれた時に、兵士は”Yes, I did “と答えることになるのに、戦争を始めた為政者は、きっと”No!”と涼しい顔で答えるんだろう。国の間にどんな緊張関係が生まれようと、外交努力で戦争をしないですむようにすることがあなたたちの仕事なんだ、と言いたい。それがちゃんとできた方が、勇ましいことなんか言ってるよりすごいことではないですか?と。 つらい映画だし、トラウマ体験がある人は無理しない方がいいけれど、少しでもぼんやりとした戦争への不安がある人は見てほしいな、と思った。不安が現実になった時に生み出されてしまうものが、このネルソンさんの語りの中にある、と思う。








ゆずりは@setsu03122026年9月25日読み終わったBooksMandeville読書会読書会で紹介した本。 塚本晋也監督の同名の映画で、この本を知った。戦争がつらく惨めで、想像をはるかに超えて残酷であることを突きつけられる。 数えきれないほどのベトナム人を殺して、自分も何十年もPTSDに苦しむことが、勲章と400ドル、母親から拒絶されることと引き換えとは… 『国を守る』と簡単に言う人たちに、そのきれいな言葉の裏側を知ってほしい。



- はまち@hamachi2026年9月21日読み終わった子ども向けに書かれているのでサクサク読めたが、書いてあることは非常にハードで受け止めるのに時間がいる 印象に残ったのはベトナム人の出産にたまたま鉢合わせてしまうシーン そこから生命に区別がないことや押さえつけられていた殺人への忌避感が噴き上がってくるようになるわけだけど、 ネルソン氏が体験したこのような場面はきっと他の兵士も古今東西問わずあったはずで、それをたぐって「引き返せ」「もうやめろ」の声を聞けずに死んでいった人も山のようにいるのだろうと思った


Rie@rie_books2026年9月21日気になる読みたい友人が、アレン・ネルソンさんの通訳を担当していた。当時のお話を聞くことができた。 ネルソンさんはよく「日本人は戦争トラウマを癒していない。だから(現代の人々も)病んでいるのだ。」と言っていた。 先代、先々代から引き継がれているものが、今も私たちの中に残り続けている。 映画は全員にはおすすめできないが、見れる方はぜひ見てほしいと言っていた。 映画は(当たり前だが)映像になる、けれど本でなら入れるという場合もある。 本の方が良いという方はこちらもぜひ、とお勧めしてくれている。 戦争被害者の話は知っている。けれど加害者の話はほとんど知らない。加害者として証言してきたネルソンさん。 通訳していた友人が、「戦争を考えることは、自分の苦を考えることだ。そして一緒に取り組み、癒していくことだ。」と、伝えている。







らこ@rakosuki2026年9月19日読みたい映画を観てきた。朝イチの回でも満席。 今こそ観るべき作品だった… こんな世の中だけど、同じ思いの人がこれだけたくさんいるのかなと思うと、少し希望を感じる。 原作もぜひ読みたい。










atomin@atomin_1272026年9月19日気になる映画を観て映画を観てきました。 戦争によって加害者であり被害者にもなること、個が失われてしまうことの恐ろしさが強く刻まれる作品でした。 映画を観ながら戦争体験者であった祖父のことを想いました。とても寡黙な人で、孫の私たちに戦時中の話をすることは一切ありませんでした。語れなかったのだと思います。 ネルソンさんは後年、沖縄で度々講演されていたようでその内容も気になったのと、この映画の上映館が増えることを願って🙏












あの日の北斗七星@shootingstar2026年9月16日気になる読みたい予約したひとまず映画も観たい。 ベトナム戦争は、「地獄の黙示録」なんかが有名だけれど、いま、なぜ、ベトナム戦争なのかも気になってる。 【追記】 書店さんに注文したら、いま増版が掛かっているようで、10月6日発売だそう。映画を観てから読めそうかな📖


はぐ@hagumi89892026年9月15日気になる「あなたは人を殺しましたか?」小学4年生の女の子が投げかけた問い――戦争の「加害性」を描く(ダ・ヴィンチWeb) https://u.lin.ee/TXGrX5h?mediadetail=1&utm_source=line&utm_medium=share&utm_campaign=none&ep_list_account_id=oa-davincinews&ep_list_slug=h8l8q6irmvjy

もぐもぐ羊@sleep_sheep2026年9月14日映画を観た上映館が少なすぎる上にいつまで上映してくれるのか読めないから優先順位を高くして封切り一週めに行ったらめちゃくちゃ混んでてほぼ満席だったので上映館を増やしたらどうですか?と心の中で思いつつ(句読点なしで一気に言う) ベトナム戦争の加害者側の加害性を強調した作品って観たことなかったし(あるのかな?)しかも加害者を主人公にして撮るのむずかしいだろうなって思ってた。 原作はアレン・ネルソンさんの回顧録なので実話を脚色した作品なんだけど、彼が黒人で貧困の中で継父の暴力を目の当たりにして育ったことが海兵隊に入隊したきっかけだったことが、『帰還兵はなぜ自殺するのか』で軍に入隊する動機のひとつに貧困があったこと(この本に出てきた人は白人だったけど)を思い出した。 ベトナム戦争では最前線に送られたのは黒人兵ばかりでそこにも差別はあった。 ネルソンさんは帰還してからPTSDに苦しんでいて、家族に暴力をふるいそうになる自分を恐れていて、戦争で人を殺した経験は人を変えてしまう。 息子(妻の連れ子)が軍のリクルートのパンフレットを気軽に持って帰ってきて「成長するために軍に入ろうかと」みたいなことを言った時のネルソンさんの怒りはすごかったし、学校に乗り込んで自分の体験を語る機会を得て、そこから彼が戦地での経験を語る活動がはじまったみたいで、それが彼を癒す一助になったようだった。 日本でもかなりの回数の公演をしたみたいだったけど、きっかけは何だったんだろう? 映画の主題からずれるからかそれについては割愛されてたので原作も読みたいな。 ベトナムに派兵される前に実践的な訓練を沖縄でしたようで、娼婦にお金を払わずに帰ろうとして(暴力的なセックスをしておきながら)追いかけてきた娼婦に暴利をふるってる米兵やタクシー代を払わずに基地に入って行こうとしてタクシー運転手に運賃を払うよう言われて暴力をふるう米兵のシーンがあり、塚本晋也監督がこのシーンを入れたことにはすごく意味があると思った。 沖縄では「アジア人は人ではない」と訓練で刷り込まれていたようで、沖縄でもベトナムでも人を人とも思わない扱いをできるようにしたようで、現在のアメリカでアジア人差別が黒人やヒスパニックとはまた違うというのを聞いたのを思い出した。 うっかりしてたのは塚本作品は刺激の強めのグロいシーンがあることを忘れてたことで、ホラーのグロ描写は余裕なんだけど、このタイプの映画で大きなスクリーンと音で観るのはちょっとしんどかったな。 『野火』もそういえば…と途中で思い出したけど、思い出した時点ではもう遅かった。 でも配信にくるかどうかわからないし映画館に観に行ってよかった。 リリー・フランキーが出てたけど、あの役はリリー・フランキーより塚本監督の方が合ってた気がするけど(リリー・フランキーがダメなわけではなく)監督が出演しちゃうとキャストが決まらなくて…みたいな事情かな?と思われたり面倒くさそうだからやっぱりリリー・フランキーで正解なんだと思いました。 『野火』は主演が決まらなくて監督がやってたから、ふと思った。












- hiropopopopon@hiropopopopon2026年9月12日読み終わったベトナム帰還兵のネルソンさんが、どこまでも平易なことばで、しずかに語る、どこまでも悲惨な戦争のほんとう。読みながら目を背けたくなるような、でもそれでもまっすぐに届けられる彼の話に、こちらも素直を耳を傾ける。戦争、やっぱりどこまでも反対だ。いいことはひとつもないじゃないか。ひとが殺し合うとか、ほんと、なんなんだよ。塚本晋也監督の映画を観る前に、ひとまず読んでおきたかった。読んでよかった。



つばめ@swallow32026年9月7日読み終わった映画の予告を見て、タイトルにある問いがあまりにストレートで重たく、一体どんなストーリーなんだろう、どんな風にこの問いへ答えたのだろうと気になりこの本を読んでみました。 短い本ではありながら、戦争の生々しい経験が次から次へと伝わってきて衝撃を受けました。戦争は考えたり、疑問に思ったりすることや相手が人間であるということを徹底的に奪うものなんだと改めて思いました。 自分自身が普段の生活の中でどれだけ他の人のことを「ひとりの人間」として捉え、目の前のことを考え感じることができてるだろうと本を読んで以来、考えさせられています。 "沖縄の人々を、大事な家族もいるひとりの人間として見る視点が欠けていました。" "わたしたちは、殺すことの知識はゆたかでしたが、自分たちが戦い、死ぬことになるかもしれない国についてはまったくといっていいほど無知であり、無関心だったのです。" "戦場では、わたしたち兵士は考えることをやめます。考えることをしないのですから、命令に対して怒ったり、疑問をいだいたりすることもないのです。" "ベトナム人もまた人間なのだ、わたしと同じ人間なのだという、ごくごく当たり前の事実に、しかし、それまでけっして考えてみることのなかった事実に思いいたりました。"









歌子Bookland@bekobook731900年1月1日読み終わったベトナム戦争で志願兵として戦地に赴き、23歳でPTSDを患いながらホームレスとなったニールソン氏。 彼が小学校で子どもたちに、戦地で起こっていることを話した授業で、あの運命的な質問が投げかけられた。 「あなたは人を殺しましたか?」 この、踏み込みたくなかった過去の事実と、逃げなかったことから見えてくる解像度の上がり具合に、ハッとさせらる事ばかりだった。 綺麗事を話していたら、あの本当の話の持つ戦争の脅威には触れることすらできなかったでしょう。 戦地の最前線には黒人ばかりが行かされていたこと、沖縄での愚行など、戦争だけでなく差別問題なども描かれていて読んで良かったと思える一冊でした。
























































































