地方女子たちの選択
156件の記録
- てん(あわ)@ten_102025年11月9日読んでる第一章を読んだ。 上野千鶴子のところはともかく、山内マリコのところはあんまり。 自分の内にある陰湿なメンタリティを全部地元のせいにするのはちょっと。


あーちゃん@achan2025年10月31日ちょっと開いた視点が一方的と感じた。 男性のジェンダーロールについて考えることもセットではないだろうか。 体験談インタビューはお腹いっぱいで、読み進められず…自分も地方出身の身なので、もういいかな…
いあに@IANI832025年10月30日読み終わった借りてきた感想はいろいろあるけど、最初の上野千鶴子さんの章にあった"自分の住んでいる「地域のジェンダー規範が保守的と感じている人は、うつ症状・自殺念慮・自殺未遂歴が約二倍多い」、それも男性より女性の方が多い"という調査結果を引用していて、そうだよねー!わかるー!と最初の章からとても共感してしまった。こんな感じだから、読み終わるころには首を縦に振りすぎて首もげそうだよ……。


benisuzu@benisuzu2025年10月28日読み終わった⭐️5点「地方の女性流出」が取り沙汰される今日だが、当の女性たちの姿はあまり見えない。それは女性が減ると産まれる子どもの数が減るという、「数」でしか見られていないからだろう。 本書では、地方都市のひとつ富山で女性14人の語りを聞き取り、「数」から「生身のある人間」へと解像度をあげた」
しろい ぴた@pita_shiroi2025年10月19日読み終わった富山に縁のある色んな世代の色んな女性たちの人生が収録されていた。勝手に母や自分の人生と重ね合わせて、読んでいて辛くなることもしばしば。 私は全国的に見れば比較的都市部であろう街で生まれ育ったけど、それでも「お前は結婚しないのか」みたいなカスのおせっかいや、同調圧力には身に覚えがあるので、いわんや更なる地方をや、という感じ。 他方、同じように色んな立場にある男性の声を拾うことも必要だろうと思った。
Michika@0610shun2025年10月4日読んでる男性より女性の方が 出ていく割合が高いという 富山県にゆかりのある 14人の女性たちへのインタビューがメイン。 女性の人生は時代や環境に大きく影響を受けていて、 上の世代であればあるほど それが強いということがよく分かる。 地元にとどまってもそこから出るにしても、 いつでも離れられるとか戻れるという選択肢が 確保されていることが、 地方からの女性の流出を防ぐために重要という内容になるほどなぁと思った。 「どんな選択をしたかが娘に影響を与えるのではなくて、その選択を母親自身が納得してやったかどうかが娘に大きな影響を与える」 この文面はすごく印象深かった。 母娘だとしても 他者の自由を 自分の自由と同じように尊重することが 大切なんだと気づきを得られた。







🕊️@hato2025年9月23日読み終わった自分は東京育ちなので、実家を離れた女子がどういう気持ちで都心に出てきているのか鈍感だったな〜と思うシーンが人生ではまあまああるんです(大体ちょっと軽く憤慨される感じの) 文化資本を浴びるように生きてきて、好きに出来てる現状や価値観を選んでこれたのだな、と思うとラッキーではある。そして選択肢を奪われる環境ならば、それは人は減るよなという。 上野先生はもちろん、世代が近い山内マリコさんのフェミニスト的輝きが増していくのを頼もしくかんじる一冊。
渡辺洋介@yskw05142025年9月1日読み終わった富山に縁がある女性14人の語りを聞き取る本書、地方で女性が生きるとはこういうことなのかとまざまざと突きつけられる現実。 結局、誰か(女性)を犠牲にすることによってぬくぬくとポジョションをキープしていた 家父長制によって成り立っていた日本社会が可視化されたと言うべきか 2025年のベストと言っても良いだろう。 本書は富山の地方版元だけあって神奈川の書店では初回配本がほぼなかったのだがそれにしても県内の書店担当者さんにももう少し頑張ってアンテナを 張って仕入れてほしいところ 忙しいのは充分承知の上で 上野千鶴子・山内マリコ著であれば実績と需要があるのは間違いないし 目利きとそこに対する信頼感がネット書店に対する有効性の一つだとは思うのだけれど。 そして、あそこならあるだろうと南区の良心「本屋象の旅」に在庫確認をお願いすると 現在取り寄せ中とのこと、流石と思いながら入荷後購入した次第。 繰り返しになるが信頼感は大事だ。 18歳で富山を離れた山内マリコさんの諦念漂う望郷の思いがとても良かった。 「デビューしてからずっと小説に描いているのは、富山をモデルにした地方都市だ。 小説の中ではずっと、富山で暮らし、いまも富山で生きている。もしかしてわたし、帰りたいのかも。帰りたいけど、帰れないのかも。」P66 本書は繰り返し読む価値があるので今一度考えて読み込めればと思う次第。

海老名絢@ebina_aya2025年8月27日読み終わった読んだ人たちがネットとかzineとかで「わたしの地方女子としての選択」あるいは「都市部の女子としての選択」を語るきっかけになる本だと思う。 富山県の女性たちのライフヒストリーを集めた本なので、地方都市育ちとしては「これ知ってる」という気持ちになることが多かった。 語り手を富山県の人に限定していることが功を奏していると思う。富山がしんどい人から富山が心地よい人までいて、ずっと富山に暮らしている人、富山を出て行ったままの人、富山にUターン・Iターンした人がいて、富山という土地をいくつもの視点で読むことができる。自分の意思で富山にいる人だけでなく、出ていくきっかけを掴んだけれど出ていけなかった人もいる。そのときにできる選択をしながら生きていくしかない。 上野千鶴子さんの「あなたがどんな選択をしても、それがあなたにとって納得のゆくものなら、わたしたちはそれを祝福したい。」に尽きる。 全ての事柄において納得のゆく選択は不可能だけれど、納得のゆく選択を一度でもできたかどうか、がその人の人生に大きな影響を与えるだろう。納得しているのなら地方に暮らそうが都会に暮らそうが自由だし、納得できていないのならば傍から見て幸福そうであっても何かに縛られているのだと思う。 最初から納得のゆく選択ができなくたって、後から叶えることもできる。 わたしはまあまあ納得して大阪にいるので、呪いを吐きたい日があっても、自分を祝福したい。

つたゐ@tutai_k2025年8月15日読み終わった「富山県」の女性の聞き書きを集めた本…というまとめでいいのかな、と思う。序文には「富山は、日本中のどこの地域とも通じる、典型的な地方都市だ。」と書かれているけれど、地方都市や「地方」は日本のすべての地方都市や地方を代表しないし、通底する問題の全ては包括していないし、「富山県」の特徴の話を筆者や聞き取りの人たちも話しているので、やはりあまり「普遍的」な書物としては機能しないのではないかと思った。 おもに「職業」を持つ(獲得できた)女性の聞き取りであり、「外に出てみる」ことを推奨するような内容が多くて、偏りも感じる。編集や制作の方向性としてなるべく多くの当事者の事例を集めようとしているのはわかるけど、偏りがあるように感じられたし、「インタビュー記事」が言葉を切り貼りされるような形であったのも残念だなあと思った。 「外」から地方を眺めるものはもうじゅうぶんあるけど、どうしても内側から(内側に止まっている)の発言は偏重していると軽視されているように感じられたし、内側から語るものが必要だなと思った。


ぶんちゃろふ@book_mylittlepig2025年8月9日買った読み終わった富山県をベースに地方女子の息苦しさ書いてた。地元はどうだっただろうか、ここまで酷くはないにせよ、県外にでてから地元の違和感に気づく場面は多々あったように思う。
m@kyri2025年7月25日読み終わったすごくよかった! 富山に縁のある女性たちから聞き取ったライフヒストリーがどれもすごくよかった。世代によって女性たちの境遇は全然違うし、富山にずっと留まりたいという人もいれば、たまたま流れで富山に来た人もいたり、そうかと思えば富山が嫌で出ていって、きっともう帰らないだろうと語る人、それぞれにそれぞれの人生があった。この語りたちは、きっと歴史の表舞台にはのぼってこない。だからこそ、こうして掬い上げて、本という形にして世に出してくれたこと、すごくよかったなと思う。例えばマリコ氏みたいな作家の人が富山について書いて、それが本になるというのも貴いことだけど、そればかりがまるで富山代表みたいな感じになっていくのはちょっと違うかなと思っていて、こうして、代表にならないであろう人たちの声がここまで集まったことに敬意を表したい。 自分のことも語りたくなってくるけど書きすぎになるのでこのへんで。 あと紙がいい。心をこめて作られた本って感じがした。全国の地方女子たちに届いてほしい、紙がいいので。








m@kyri2025年7月23日読んでる@ カフェ今日はチャイ 紀伊國屋の四六判ブックカバー、しっかりしてるし手触りもいいし買って正解 序盤から身につまされすぎるけどマリコ氏にもわたしと同じ抑圧があるんだって思うとちょっと安心したりもする













































































































































